市民会館 建設着工やめよ 水戸市に市民団体申し入れ

「新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」(田中重博共同代表)は3月4日、水戸市が泉町1丁目北地区で計画している新・市民会館建設(事業費353億円)をめぐり、泉町1丁目北地区市街地再開発組合と市再開発事務所、高橋靖市長に対し、工事着工の中止を申し入れました。
日本共産党水戸市議団と大内久美子党県副委員長が同席しました。
市は市民会館の建設に向け、予定地にある旧京成百貨店ビルなどの解体工事を進めています。
申し入れでは、市が「税金の巨額のムダづかい」「交通渋滞がひどくなり迷惑施設になる」といった市民の声を聞かず、不安が広がる中で解体を強行していると指摘。
「これ以上工事の進行を認めるわけにはいかない」としています。
高橋市長への申し入れでは秘書課が対応。
田中共同代表が「本体の建設に取りかかる前に工事を中止し、市民の声を聞いてほしい」と要望。
岩清水理事務局長は、「一度立ち止まって事業を見直すべきだ」と求めました。
市民会館建設をめぐっては、昨年12月、水戸市の住民ら16人が税金支出の差し止めを求めて水戸地裁に提訴。
来月16日午前10時から、第1回目の裁判が行われる予定です。
(「しんぶん赤旗」2020年3月6日付より転載)

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