東海第2原発再稼働反対 市民団体「声聞け」 原電、やっと署名受け取り

日本原子力発電(原電)の東海第2原発(茨城県)の再稼働に反対する市民団体は11月27日、再稼働反対などを求めた計約6万3000人分の署名を東京都内の原電本店に届けました。
「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」と再稼働阻止全国ネットワークの共催。
市民団体は昨年6月以降、署名提出を再三申し入れてきました。
しかし、原電は「事業方針と異なる」として受け取りを拒み、郵送された署名も送り返すなどの態度を取ってきました。
市民団体によれば、26日になって原電から受け取ると返答があったといいます。
提出にあたり市民らは、この間の原電の態度に対し、反省と改善を求めましたが、対応した原電社員は「今回は受け取ります」とだけ繰り返しました。
参加者はこの後、デモ行進し、原電本店を人の鎖で囲むヒューマンチェーンに取り組みました。
提出に参加した前東海村村長の村上達也氏は、「市民の声を聞かない原電は、原発の安全を保障することなどできない」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2019年11月28日付より転載)

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