県民の願いかなう県政へ 鶴田候補の勝利を 紙議員が訴え
日本共産党の紙智子参院議員は8月21日夜、茨城県知事選(8月27日投票)で野党と市民の共同候補、「いのち輝くいばらきの会」の鶴田まこみ氏=新=の応援のため、古河市のJR古河駅前で、鶴田候補や市民とともに訴えました。
紙氏は、安倍政権が「森友・加計疑惑」や自衛隊の南スーダン日報問題をめぐり、国民の疑問に答えず証拠隠しを図ってきたことや被爆国の政府でありながら「核兵器禁止条約」に背を向ける態度を示したことを批判。鶴田さんの勝利で、“保守王国”の茨城で、県民本位の県政への転換をめざす女性候補を誕生させれば、安倍政権を倒す大きな力になると強調しました。
紙氏は、最大争点である東海第2原発の問題で再稼働反対・廃炉をめざし、不要不急の大型開発を正し暮らし・福祉最優先を公約する鶴田さんの訴えが広がっているとし、「鶴田さんを押し上げ県民の願いが実現できる県政に変えましょう。最後の最後まで支持を広げて勝利しよう」と力強く呼びかけました。
元古河市長の小久保忠男氏も演説し、「鶴田さんは普通の人の目の高さでものを考え行動する人」と話しました。
選挙戦は、鶴田氏が、大型開発優先の県政の継続を競う現職と自民・公明推薦の新人を追い上げる展開。会では、「まだ態度を決めていない人は多い。友人、知人にあと5人、10人と声をかけ、鶴田支持の輪を大きく広げよう」と呼びかけています。
命にやさしい県政に 鶴田まこみ県知事候補の訴え 東海第2原発止めて廃炉に
8月21日、茨城県古河市のJR古河駅で、鶴田まこみ県知事候補が行った訴えの要旨を紹介します。
私は、いのち第一の県政を実現するために立候補しました。3つの願いを訴えています。1つは東海第2原発を止め、廃炉にすることです。世界の流れは原発から自然エネルギーへの転換に向かっています。東日本大震災の直後に福島に入りイヌやネコの救助をしていて見た光景は地獄でした。もし事故が起きたら茨城県だけの問題ではすみません。原発をなくさないと日本の未来はありません。科学技術を投入して廃炉にします。2つめはアベノミクスによってもたらされた貧困と格差の根絶です。茨城県は医療・福祉は最低レベルです。県の施策をがらりと変え、福祉・暮らしを充実させたい。財源はあります。不要不急の大型開発からは手を引きます。私は家計簿をつけるような感覚で県の税金は子どもやお年寄りに充てたい。生活に役立てるようなところに使っていきます。農業への支援もしっかりしていきます。
3つめは、輝く茨城県の実現です。魅力度が低いのは、いのちがないがしろにされていること、弱い立場の人たちが生きにくいからだと思います。それを行政のなかから変えていきたい。いのちにやさしい県政を実現させてください。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年8月23日付より転載)