水害被災地で支援物資配布 「心も体も温かく」 茨城・常総
鬼怒川堤防の決壊で甚大な水害から4カ月半を経過した茨城県常総市で1月24日、吉野サポートセンターが7回目の支援物資配布会を若宮戸公民館で行い、約200人が詰めかけました。
県西農民センターの会員やボランティアが寄せたハクサイ40個、キャベツ80個、ニンジンなどの新鮮野菜に人気が集まりました。
40鉢用意したストックやビオラ、観葉植物の苗が瞬く間に引き取られ、「花はうれしいわ」「今まで花を育てることができなかったからね」と大好評でした。
炊き込みご飯やとん汁がふるまわれ、参加者は公民館の座敷でテーブルを囲みました。
時おり笑い声が起こり、「こんなに集まってなごやかに食事したのは久しぶりだ」という声があがりました。
ボランティアスタッフとして参加した男性(67)は、「心身ともに温まる交流ができてよかった」と話します。
ストーブ5台に25人の希望者が集まり、じゃんけんで決めるという場面もありました。
小学生の男の子が勝ち残り、周りから「おめでとう」「よかったな」と拍手があがりました。
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吉野サポートセンターでは、今後も物資提供会を企画しています。
支援物資として、ストーブは上で煮炊きができるタイプの対流型の石油ストーブが喜ばれています。布団は間に合っています。
また、要望の聞き取り活動を主な仕事とするボランティアも募集しています。
問い合わせ=080(6567)1524
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2016年1月27日付より転載)