茨城県議選 4議席で県民の声届ける

12月5日の告示が目前に迫った茨城県議選(12月14日投票)に向けて、11月30日に水戸市、筑西市、つくば市、取手市で行われた日本共産党の街頭演説で、各予定候補が訴えた要旨を紹介します。
弱い立場に寄り添う 水戸市区 江尻かな氏
消費税10%への増税は先送りではなく、増税そのものを中止させます。
私は3つのことをめざします。
1つ目は全国8位の財政力を生かし、弱い立場の人や子どもたち、障害を持つ方、お年寄りにしっかり寄り添い、くらしを支える県政をつくります。
2つ目は、あまりにもひどいムダ遣いをチェックしてまいります。
漁業や生態系を壊す霞ケ浦導水事業はなんとしても中止させなければなりません。
日本共産党以外は知事提案になんでも賛成です。
最後に、危険な東海第2原発の廃炉をめざします。
私も原電前金曜行動に参加して「原発絶対廃炉」と訴えています。今度の選挙、「なくそう原発、守ろう憲法」と訴えてたたかいます。
新中核病院建設全力 筑西市区 鈴木さとし県議
昨年9月の県議補選で県議会に送り出していただきました。
みなさん悲願の新中核病院建設の実現を求めて県議会で発言し、知事からは「やれることはなんでもやる」との答弁を引き出しました。
これからも新中核病院の建設実現に向けて全力でがんばります。
9月の県議会で農家の経営を守る立場で、米価暴落問題を取り上げたのは私ひとりだけでした。
みなさんのお力添えがあったからこそ県議会で働くことができました。
県政の動きをみなさんにお伝えする「県政情報」を発行してきました。
「役に立つ」「県政が身近に感じられるようになった」と喜ばれています。
引き続き発行できるように、再び県議会に送ってください。
「原発ゼロ」の願いを つくば市区 山中たい子氏
福島生まれの私がどうしても訴えたいのは原発再稼働問題です。
東海第2原発30キロ圏内に96万人が暮らし、一斉避難はとうてい無理だと橋本昌知事は認めながら再稼働をおしすすめようとしています。
一番の安全対策は廃炉にすることですが、共産党が提出した再稼働反対の意見書に県議会の自民、公明、民主党は反対しました。
再稼働反対、原発ゼロの願いをこぞって共産党にお寄せください。
米価暴落も大変深刻です。
私は県に緊急対策を申し入れ、無利子のつなぎ融資制度を実現させました。
北海道に次ぐ農業県である茨城で、農家の暮らしと経営を守ります。
農業、医療、雇用、地域経済を壊すTPPに断固反対の願いを、山中たい子にお寄せください。
中小企業や若者応援 取手市区 上野たかし氏
若者が夢と希望の持てる茨城県へと変えたい。
私が保育園で働いていたころの園児たちは今、非正規労働やブラックな働き方に苦しめられています。
中小企業のための県予算を抜本的に増やし、働く若者を応援します。
子どもの医療費無料化を高校卒業まで広げ、子育てを応援します。
県南地域は放射線量が高い。
全ての子どもの健康調査を県の責任で行わせるため頑張ります。
「民主党にだまされた。今度は共産党を応援する」「減反だ、規模拡大だと自民党に従ってきたのに、米価暴落でやっていられない」など怒りの声が寄せられます。
茨城県議会は議会質問が制限され、1年間に議会で質問できるのは全65人中40人。
党の議席を4議席に躍進させ、県民の声を届けられる議会に変えたい。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年12月2日付より転載)

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