茨城県議会 開発破綻処理優先とは 最終補正予算案 大内議員が反対討論
開会中の茨城県議会第1回定例会は3月14日、2013年度一般会計最終補正予算案を賛成多数で可決するとともに、提出されている2014年度当初予算関係議案を予算特別委員会に再付託しました。
2013年度一般会計と特別会計を合わせた最終補正額は336億4000万円の増です。
売れ残り「保有土地」対策事業に264億円を新たに投入し、事業費は当初分と合わせると351億円に達します。
採決に先立つ討論で、日本共産党の大内久美子議員は、「開発の破綻処理に県民の血税を最優先して投入することは許されない」と批判。
「2月の大雪による農業被害額は27億円。補正ですみやかな支援策を講ずるべきだった」と指摘して補正予算案に反対を表明しました。
再付託された予算関係議案を審議する予算特別委員会は17、18の両日開かれます。
大内議員は18日午後1時から質疑に立ち、特別支援学校の改善や地域公共交通への支援策、東海第2原発などについて県の考えをただします。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年3月15日付より転載。大内県議の反対討論全文、予算特別委員会の質問項目はこちらから)