憲法守ろう 宇都宮弁護士 安倍政権の危険性指摘 茨城・取手革新懇

茨城県取手市の「平和・民主・革新の日本をめざす取手の会」(取手革新懇)は6月2日、昨年の東京都知事選を候補者としてたたかった宇都宮健児弁護士を招き、取手市内で講演会を開きました。会場いっぱいの120人が参加しました。
「憲法が危ない!」と題して講演した宇都宮氏は、原発の再稼働・輸出、消費税増税、改憲をねらう安倍政権の危険性をきびしく指摘。
自民党の改憲草案が▽立憲主義の理念放棄▽天皇の元首化▽国防軍の創設▽国民の責任と義務の強調▽集会・結社・表現の自由の制限─などをうたっていることをあげ、「危ないのは(憲法)9条だけではない。大日本帝国憲法を想起させる復古調の内容だ」と警鐘を連打。「今度の参院選が決定的に重要だ」と強調しました。
そのうえで、若い人たちに憲法問題を真剣に考えてもらうことが課題になっていることも明らかにし、現憲法の理念が生活のなかに定着していない現状も率直に指摘。
「権利とはたたかいとるもの。憲法を社会に定着させる運動をすすめていこう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年6月5日付より転載)

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