原子力事故くりかえすな 臨界事故25年で集会 茨城・東海村

茨城県東海村内で9月29日、「JCO臨界事故を忘れない・原子力事故をくりかえさせない9・30茨城集会」を同実行委員会(田村武夫委員長)が開催しました。

オープニングでは、25年前の事故当時の映像を視聴し、参加者が黙とうしました。

田村氏は、臨界事故の教訓から、二度と原子力事故はあってならない中で、13年前の福島第1原発の過酷事故が起き、それでもなお原発を推進する政府を批判しました。

吉原毅氏(城南信用金庫名誉顧問、千葉商科大学教授・副学長)が、「原発はなぜしぶといか~お金から見えるもう一つの世界」と題して講演。
「お金は麻薬」と、「全ての原因にお金。三権分立の上に金権がある。大企業の利権政治。根は深いが変える力は政治しかない」と強調しました。

原発について、▽地震に弱い▽自国に向けた核兵器▽地球温暖化を加速▽高コスト─などを指摘し、ソーラーシェアリングなどの再生可能エネルギー推進を呼びかけました。

鹿嶋市から来た男性は、「福島から避難してきて13年6か月になる」と自己紹介。「吉原先生の講演に大満足。原発事故で地域コミュニティーがなくなり、故郷がなくなることのつらさを分かってほしい」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2024年10月4日付より転載)

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