入札まるで官製談合 江尻県議が指摘 茨城県議会委

日本共産党の江尻加那県議は9月19日、茨城県議会防災環境産業委員会で、県産廃処分場のトンネルエ事(日立市)などを質問しました。

江尻氏は、産廃処分場への搬入道路整備となる大久保町第2トンネル本体工事、53億7190万5千円で落札したA共同企業体(JV)が、東海第2原発の防潮堤工事で施工不良部分をおこした会社だと指摘しました。さらに入札者は4つのJVで、入札金額同額でした。

県は、「AJVは総合評価で一番高かった。技術力が優れていた」と説明しました。江尻氏が技術力の評価点を確認すると、県は「AJVは137.8点、他3JVは偶然にも同じ137.2点」と答弁。差は0.6点という状況でした。

江尻氏は、「入札額や評価点などを見ても、官製談合ではないか。不透明極まりない事業だ」と批判しました。

江尻氏は、原子力施設上空の飛行が制限されている状況についても質問。県は2019年から今年8月まで25件(うち自衛隊機は3件)と報告しました。

江尻氏は、「本来なら1件でもあってはならないこと。県として対策をとるべきだ」と要求。県は「飛行禁止の法整備を国に要望していく」との答えにとどまりました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月25日付より転載)

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