コメ不足 JAなどと懇談 江尻県議と高橋氏 水戸

日本共産党の江尻加那県議と高橋誠一郎氏(衆院北関東比例・1区重複予定候補)は9月18日、水戸市内にある日本農業実践学園とJA水戸を訪問しました。

店頭から米が消える事態を引き起こした米不足や価格高騰、食育など関心が高まっている有機農業の推進について懇談しました。

日本農業実践学園の籾山旭太学園長・農場長は、農業後継者が減少する中でも「農業をやりたい」という学生や社会人、定年世代、外国人など、「意欲的な人たちを支援していくことが大事」と語り、全国からの研修受け入れの取り組みや、子どもたちの農業体験、障がい者の農業参加など地域連携の様子も紹介。

結城市と提携して取り組みを進める予定の有機農業については、「多くの人が販路に苦労するところ」と経営的リスクを指摘しましたが、「これから何が大事かをしっかりと捉えて、新しいチャレンジが増えていくといい」と語りました。

JA水戸の営農販売部販売課の久野清唯課長は、米不足と価格高騰の事態を振り返り、国の把握している民間在庫153万トンが現状の在庫ベースで移行する見込みと説明。

「有機農業の課題は技術と販路の確保」とし、「米や日持ちする食材は学校給食に活用するのが最適」との意見も。国が先行する一方で、現場の苦労や困難があることも指摘し、「国には市場側への支援も必要」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月25日付より転載)

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