東海第2原発の連続火災 原電が議会で謝罪 茨城・東海村

東海村議会は6月13日、議員全員協議会を開き、原電から連続火災の謝罪と、「東海第2発電所の火災発生防止の取り組み」について説明を受けました。

発電所での火災発生は、2022年度に3回、23年度に5回と連続して起こり、昨年11月に東海村長と茨城県知事からの厳重注意を受け、原電は今年5月に「火災発生防止の取り組みについて」を報告書にまとめました。

多くの住民からも不安や心配の声が寄せられる中で、日本共産党の大名美恵子村議は、「原電の報告について議会への説明を」と提案。原電からは所長ほか7人の職員が出向き、謝罪と説明が行われました。

原電は、「厳重注意文書を大変重く受け止め、全社的な総括を行った」とし、「組織・技術・設備的要素」に分けて具体的に分析した報告書の説明を行い、「防火方針の取り組みを徹底して対応対策を図る」としました。

大名氏は、「報告書からも、村長が指摘した組織風土がもたらした頻発火災であったと受け止めた」とし、「原電の設備の重要度で切り分ける火災の捉え方」と「住民目線への感度が低かったこと」を指摘、改善を求めました。

さらに、「本報告については住民目線での対応、取り組みの継続が重要。村への経過報告も行うこと」を強調しました。

(「しんぶん赤旗」2024年6月18日付より転載)

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