水戸市議会一般質問 新市民会館は見直せ 土田記代美市議求める
12月15日の水戸市議会一般質問で、日本共産党の土田記代美市議は、水戸市が進める約360億円の新市民会館の整備をめぐり、計画の見直しを求めました。
土田氏は、コンベンション誘致を手がける大手企業に運営を任せることに対し、「市民のための文化事業を丁寧に行うとは思えない」、「市民の利益ではなく、企業の利益のために莫大な税金で作った施設が利用されることになる」と指摘。
国道50号をはさんで京成百貨店と結ぶ上空通路(事業費5億4千万円)の計画について、「京成側の要望としながら、京成の負担はゼロだ。税金の無駄遣いだ」と批判。
最大収容人数が約3,700人の会館で、1時間あたり4,800人の通行を見込んでおり、「過大な予測で必要ない通路だ」、「市の予算は企業のためではなく市民のために使うべきだ」と建設中止を求めました。
川上幸一市民協働部長は、「民間の能力を活用し、にぎわいを創出する」として、事業の推進に固執する姿勢を示しました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月17日付より転載)