市民の力 外交動かす 茨城県原水協が総会
原水爆禁止茨城県協議会(茨城県原水協)は5月26日、石岡市内で今年度総会を兼ねた講演会を開きました。
「市民の声が創(つく)る非核・平和のアジアと世界」と題して記念講演した川田忠明氏(日本原水協全国担当理事)は朝鮮半島で南北首脳会談が実現したことについて、「『圧力』や『抑止力』ではなく外交の力だった」と強調。外交力の根底には関係各国の市民の力、世論の高まりがあったことを浮き彫りにしました。
そのうえで、「圧力」一辺倒の姿勢に終始している安倍政権を批判。日本政府が姿勢をあらためる必要性を説くとともに、「ヒバクシャ国際署名」や「安倍9条改憲NO!全国統一署名」(3000万人署名)の推進などを訴えました。
総会で採択した運動方針は▽「ヒバクシャ国際署名」の推進▽核兵器禁止条約の署名・批准を日本政府に求める県議会、市町村議会への請願採択運動▽東海第2原発の再稼働反対と廃炉をめざす運動▽県内の国民平和大行進と原水爆禁止世界大会の成功ーなどに全力をあげることをうたっています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2018年5月30日付より転載)