大雪による倒壊ハウス再建支援 党茨城県委員会が県に要請

申請期限を延長し、早期に支援金支給を
2月の大雪で農業用ハウスが倒壊するなど大きな被害が起きました。
日本共産党は国会や県議会でハウスの撤去や再建費用の増額を要望。
撤去費用は100%、再建費用は90%の助成が決まりました。
ところが被災農家にはまだ1円の支援金もだされていません。
また制度を知らない人も多数います。
日本共産党茨城県委員会は6月18日、被災農家の要望を県に伝え改善を求めました。
ハスのハウス 撤去費用の増額を
撤去費用は、ガラスハウスは1平方メートルあたり1,200円、鉄骨は880円、パイプ(業者委託)290円、パイプ(自力撤去)110円となっています。
日本共産党は、「ハスのパイプハウスは、構造も違い、とても290円では撤去できない」と要望。
県の担当者は、「施設内の搾乳施設、給餌施設、ケージ、水耕栽培システムの撤去のために本体施設の撤去とは別に費用が増加する場合は、市町村は都道府県と協議の上、助成単価を決めることができる」と述べました。
3者見積りは「できるだけ」
ハウスの撤去、再建支援金の支払いについての見積書を3者からとることを多くの市町村で求めています。
「3者から見積書をとることは困難との声が寄せられている。もっと申請を簡略化するべき」と要望。
県の担当者は、「3者は『できるだけ』であり、困難な場合は2者でも認められる」と述べました。
建設場所の変更は可能
「ハウスが倒壊した場所は再び大雪の危険があり、建設場所を変更したり、より強固なものにつくりかえたいとの声がある」と要望。
県の担当者は、「場所は変更できる。再建は同種、同程度とされているが、より強固なものにした場合は、同程度の再建費が支給され、より強固な部分は自己負担になる」と述べました。
日本共産党は、「5月31日に申請を締め切ったが、まだ制度を知らない人がたくさんいる。申請の延長を国に働きかけて欲しい」「一刻も早く支援金が支給されるようにして欲しい」と要望しました。
ご意見、ご要望を日本共産党茨城県委員会にお寄せください。
大雪被害から農家を守るため全力をつくします。
20140618gougai
茨城民報号外(2014年6月・PDF)

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