参院選結果について
日本共産党3議席から8議席に躍進
猛暑の中、ご支援ありがとうございました
2013年7月22日
日本共産党茨城県委員会
(1)
7月21日の参議院選挙で、日本共産党は、比例代表選挙での「5議席絶対確保」の目標を達成し、3つの選挙区で勝利して、改選前の3議席から8議席へ大躍進しました。
参議院で非改選と合わせて11議席となり、議案提案権を得ることができました。
これは、今後の国会活動にとって大きな意義をもちます。比例代表選挙の得票では515.4万票(9.68%)を獲得し、前回参院選を159万票、昨年の衆議院選挙の146万票をそれぞれ上回りました。
選挙区選挙では東京(改選5)で12年ぶり、大阪(改選4)と京都(改選2)で15年ぶりに、それぞれ激戦を制して議席を回復しました。
また、議席には結びつかなかったとはいえ、得票を大きく伸ばしたり、当選にあと一歩と迫るなど、善戦・健闘した選挙区が多数生まれました。
選挙区での得票総数は564.5万票(10.64%)を獲得し、茨城選挙区小林きょう子候補も大幅に得票を増やしました。 わが党が推薦した沖縄選挙区(改選1)の糸数慶子氏は自民党にうち勝って当選をはたしました。
日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、猛暑のなか日夜をわかたずご奮闘をいただいた支持者、後援会のみなさん、党員のみなさんに心からお礼を申しあげます。
(2)
国政選挙で、日本共産党が議席を伸ばしたのは、1998年の参院選以来、15年ぶりの出来事となりました。
わが党はこれまで、1970年代、90年代後半の2回にわたって、国会の議席の大幅増を果たすなど、“躍進の波”をつくりだしてきました。6月の東京都議選挙につづく今回の躍進は、“第3の躍進の波”の始まりともいうべき歴史的意義をもつものです。
これらは、この10年来の「二大政党づくり」など強力な反共シフトに抗しての、長年の不屈の活動の積み重ねが実ったものにほかなりません。 この活動を担ってきたみなさんに敬意を表するとともに、開始された躍進の流れをさらに大きく発展させるため、力をつくします。
(3)
日本共産党は、選挙戦において、安倍政権の暴走に正面から対決するとともに、「国民が主人公」の新しい政治をめざす抜本的対案を、景気・経済、原発、憲法、外交の各分野で、「四つの転換」として提示してたたかいました。
選挙戦全体では、自民党・公明党の与党が過半数を獲得しました。選挙戦の結果、「衆参のねじれが解消した」といわれますが、国民多数の声と自民党政治との「ねじれ」はいっそう深刻になっています。
消費税増税、原発再稼働、憲法9条改定、TPP問題、米軍基地問題など、直面する国政の重要課題をめぐって、安倍内閣の姿勢と国民との矛盾は、いよいよ深まり、激動的な危機が進展していかざるをえないでしょう。
そうした新たな情勢のもとで、日本共産党が果たすべき役割はきわめて大きなものがあります。 わが党は、選挙戦で訴えた「四つの転換」をはじめ、掲げた公約実現のために、国会で得た新しい地歩も最大限に活用し、さまざまな分野の国民運動との共同を強め、奮闘します。
(4)
今回の結果は、この数年来とりくんできた、強く大きな党をつくる努力が、第一歩ではありますが実を結んだものです。 同時に、情勢にふさわしい党づくりという点では、さらに大きな探究と努力が求められます。
茨城県では、8月22日告示、9月8日投票で知事選挙が行われます。 橋本現知事と「明るい民主県政をつくる会」の田中重博氏の一騎打ちが予想されます。
くらしと福祉、原発、憲法など、どの問題をとっても県政の転換が強く求められます。日本共産党は「明るい会」の一員として新しい知事を実現するため全力をつくします。
今回の躍進に心から感謝を表明するとともに、要求運動を広げ、強く大きな党をつくり、「国民が主人公」の国政と地方政治を実現するため、新たな決意で奮闘します。今後ともご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
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