教育の主語は子ども 当事者の言葉聞く会 茨城・つくば
茨城県つくば市で9月28日、つくばに自由な学校をつくる会は、多様な学びの場を考える企画として「当事者の言葉を聞く会」を開催しました。
寺門宏倫氏(つくる会事務局)がコーディネーターとなり、フリースクールに通う子どもたちとその支援者や、不登校経験者が発言しました。
子どもとつくる学校「でんでん」に通う4人は、「座らないで勉強したい」、「ルールは自分たちで決めたい」など、それぞれに思いを発言。
小学校で不登校を経験した大学生は、性格や考え方など自己分析をし、「良い子でいたいという気持ちから、学校では常に緊張して休まる暇がなかった」、「先生から一方的に決められることが不満。なぜ話し合いもなく決まるのか」などと語りました。
阿部法子氏(でんでん代表)は、「教育は主語が子どもでなければならない。子どもたちには季節の変化を感じながら、自由に生きるための力を育んでほしい」と発言しました。
小野村哲氏(リヴォルヴ学校教育研究所元理事長)は、「子どもたちは、自分がここに居てもいいと思える安心の場所を求めている」とし、フリースクールには「自信をなくした子どもたちの背中を押してあげる役割がある」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2024年10月5日付より転載)