「再稼働反対」不採択 茨城・東海村議会 共産党は賛成

茨城県東海村議会の原子力問題調査特別委員会(武部慎一委員長)は10月12日、原発再稼働に反対する全国自治体議員の会(玉造順一茨城県議、けしば誠一杉並区議代表)が2022年2月に提出した、「日本原子力発電東海第2発電所の再稼働に反対する請願」を反対多数で不採択としました。

日本共産党の大名美恵子村議は、「福島原発事故で被災した方々は、今もなお苦難の中で頑張っている。安全神話と利益優先の原発政策には反対する。老朽化した東海第2原発は再稼働するべきでない」と請願に賛成しました。

請願は、福島原発事故の教訓から、▽被災し、老朽化した東海第2発電所の機器や配管の危険性▽再稼働に対する住民の意向が未確認▽水戸地裁判決「実効性ある避難計画」の困難性▽使用済み核燃料の行き場がない─の4点を指摘し、再稼働中止を求めるもの。

新政とうかいの議員は、4点の指摘内容を「再稼働しないという理由にはならない」と主張し、請願に反対しました。

(「しんぶん赤旗」2023年10月20日付より転載)

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