総選挙の結果について(2012年12月18日)
ご支持・ご支援ありがとうございました
消費税増税中止、原発ゼロの日本、公約実現にがんばります
2012年12月18日
日本共産党茨城県常任委員会
(1)
日本共産党は、北関東ブロックで塩川てつや候補が5選を果たしましたが、改選前の9議席から8議席への後退となりました。
みなさんのご意見に耳を傾け、自己検討をおこない、今後のたたかいに生かす決意です。
ご支持をお寄せいただいた皆さんに心からお礼を申し上げます。
(2)
自民・公明両党が320を超える議席を獲得しましたが、民主党政権の失政への怒りがもたらしたもので、自民党への期待が広がった結果とはいえません。
自民・公明両党は、大増税が何をもたらすか、原発問題をどう解決していくのか、TPP問題や米軍基地問題、領土紛争などをどう解決していくのか、答えも展望も持っていません。
「デフレ・不況対策」は、公約をそのまま実行しようとすれば、矛盾と危機が深刻にならざるを得ません。
憲法改定を強行しようとすれば、平和を願う広範な国民世論、アジア諸国民の世論と激しい矛盾を引き起こさざるを得ません。
どの問題についても、帰趨(きすう)を決めるのは国民のたたかいです。
「日本共産党の改革ビジョン」は、いよいよ重要な意義を持つものになると確信しています。
(3)
議席を後退させたことは残念ですが、前進への足がかりをつかんだことは重要です。
2010年の参院選比例票(全国356万票・得票率6.10%、茨城5万2,712票・4.07%)が出発点であることを明記して選挙にのぞみました。
総選挙でわが党は、比例代表で369万票(6.13%)、茨城で6万1,442票(4.43%)に、得票・得票率をわずかですが前進させました。
小選挙区での「全区立候補」に挑戦し、選挙区選挙で470万票(7.89%)、茨城で8万5,257票(6.18%)獲得したことも、積極的意義をもつものでした。
この選挙で議席の前進に結びつけることができなかった最大の理由は、党の自力の問題にあることを痛感してきました。
行き詰まった古い政治のもとで、苦しめられている多くの国民と結びつき、その苦難を軽減するために活動し、現状を打開する展望を語りあう――国民に根を張った不抜の党をつくるため、開拓と努力をはかる決意です。
(4)
総選挙で、最後まで「どの党に入れたらいいか迷っている」との声がたくさん聞かれ、実際に投票率は戦後最低を記録し、前回よりも1,000万人もの人々が棄権しましたが、ここにも新しい政治を求める模索の過程があらわれています。
県民の願いにこたえる活動、一致点での共同を強め、強大な日本共産党をつくり、来年の選挙戦での躍進をめざして一層奮闘する決意です。
茨城民報2012年12月号外(PDF)
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日本共産党衆議院議員 塩川鉄也
北関東比例ブロックで5選を果たすことができました。
ご支援いただいたみなさんに心からの敬意を表します。
消費税増税中止、即時原発ゼロ、TPP反対など、掲げた公約実現に取り組みます。
なによりも被災者支援に全力を挙げる決意です。
選挙結果は、国民を裏切った民主党にノーの審判を下したものです。
政治を変えたいという有権者の模索は続いています。自民党、維新の会による憲法改悪などの反動的逆流は、アメリカいいなり、財界中心という二つのゆがみをいっそう深めるだけであり、未来はありません。
「憲法九条まもれ」をはじめとした国民的な要求運動と力をあわせて、古い自民党型政治と正面から対決します。
来年は参院選です。ぜひ勝利を勝ちとりたい。引き続きご支援をお願いします。