量研火災 原因を分析し対策を 江尻かな県議ら現地調査 茨城

量子科学技術研究開発機構(量研)の那珂核融合研究所(茨城県那珂市)敷地内の草置き場で火災が10月30日に発生した問題で、日本共産党の江尻加那県議と花島進市議らが11月10日、現地調査をしました。
那珂核融合研究所の花田磨砂也副所長らが応対しました。

火災は敷地内で除草した草の置き場で発生し、約23時間後に消し止められました。
事故当時、現場には干し草が積み上げられていました。
機構は約1,000平方メートルが焼失し、原因は「調査中」としています。
事故による職員の放射線被ばくやけがなどはないとしています。
江尻県議らは、焼け残った草木や炭が残る火災現場を訪れ、事故状況やその後の対応について尋ねました。
担当者は、以前は除草した草木を外部に搬出し処分していたものの、10年ほど前から敷地内に置くようになったと説明。
「自然発火が考えられるが、それ以上は分かっていない。所内に外部有識者を入れ、原因の特定を進める」と説明。
次回の作業から除草した草は速やかに敷地外に搬出するとしました。
江尻県議らは、「原因を分析し、対策を深めてほしい」と要望しました。
(「しんぶん赤旗」2020年11月11日付より転載)

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