総選挙、県議選の結果について
安倍内閣の暴走ストップ 公約実現に全力をつくします
総選挙、県議選の結果について
2014年12月16日 日本共産党茨城県常任委員会
(1)
12月14日投票の総選挙で、日本共産党は、比例代表で606万票、11.3%を得票し、20議席を獲得、沖縄1区で赤嶺候補の勝利をかちとり、改選8議席の2倍を上回る21議席に躍進しました。
そして衆議院で議案提案権を獲得しました。
茨城県内では、122,146票、得票率9.49%(前回61,442票、4.4%)を得票し、北関東ブロックでは14年ぶりに2議席を回復しました。
小選挙区では、県内の全選挙区で候補者をたて、173,978票、得票率13.53%(前回85,257票、6.1%)となり、5選挙区で得票率10%を超えました。
ご支持していただいたみなさん、関心と期待をよせていただいた県民のみなさんに心からのお礼を申し上げます。
(2)
日本共産党は、「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の五つの転換」を訴えぬきました。
さらに、政党助成金の廃止を強く訴えました。
安倍政権の暴走に対して、多くの国民が危惧と不安をいだいています。
そのもとで、わが党の政策的訴え、党の政治姿勢が国民の評価をいただいたと思います。
日本共産党は、新しい国会で、公約実現のために全力をつくします。
「共産党を伸ばしてよかった」と皆さんから評価をいただけるよう、知恵と力をつくして頑張りぬきます。
(3)
「自民圧勝」と評価する向きもありますが、事実と違います。
自民党は、公示前の議席を減らしています(295から291議席)。
全有権者数に対する自民党の比例得票は17%にすぎません。
安倍政権に最も厳しく対決した日本共産党が躍進したという事実も、民意を示すものです。
沖縄の四つの小選挙区で、新基地建設反対の候補者がすべて勝利し、県民を裏切った自民党の候補者すべてに退場の審判が下ったことも、重要な民意として重く受け止めるべきです。
(4)
安倍政権がすすめようとしている、消費税10%、アベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄新基地建設―どれをとっても、国民多数の意思に背くものばかりです。それを強行するならば、大きな矛盾が噴き出すでしょう。
わが党は、新しい国会で躍進した力を生かして奮闘するとともに、あらゆる分野で一致点にもとづく共同―「一点共闘」、国民との共同をさらに発展させ、安倍政権を包囲し、その暴走を止め、日本の政治を変えるために全力をつくします。
(5)
同時に行われた県議選で日本共産党は、16年ぶりに3議席を獲得しました。
県議選では、(1)安倍内閣の政治にノーの審判をくだし(2)ムダな公共事業をやめ全国第8位の財政力を県民のくらしに生かす県政の転換―を訴え奮闘しました。
水戸市区では、前回票を1.47倍に増やし、大内さんから江尻候補にバトンタッチすることができました。
つくば市区では、山中候補が得票を1.59倍に増やし4年前に失った議席を回復しました。
取手市区では、上野候補が前回票を1.23倍に増やし16年ぶりに議席を回復しました。
筑西市区では、鈴木候補が得票を1.64倍(得票率23.42%)に増やしましたが、1,162票の差で惜敗しました。
大きくなった日本共産党県議団は、公約実現に全力をつくすとともに県政でも「共産党を伸ばしてよかった」と評価をいただけるよう、知恵と力をつくします。
笠間市、坂東市、稲敷市でも同日投票で市議選が行われ、4人の候補が全員当選しました。
ご支援に心から感謝するとともに、党としてさらに自力をつけ、来年のいっせい地方選挙でさらに大きな前進をはかる決意です。
以上