つくば市選挙区(定数4)
山中たい子予定候補(62)
民意届ける議席奪還を
前回の茨城県議選は、2,685票差で議席を失いました。
日本共産党の議席が無くなったつくば市区(定数4)では、「県政がますます遠く、分かりにくくなった。声が届かない」とつくば市在住の女性(64)=元研究所勤務=。
子どもの健康調査や東海第2原発廃炉を求めて交渉しても、県の態度は悪く、聞く耳を持たないといいます。
「“私たちの声を届け、応援してくれる山中さんがいれば”と何度思ったことか。一刻も早く県議会にもどって」
つくば市選挙区の県議は、「いばらき自民党」3人(うち2人は前回県議選で無所属初当選)と公明1人。
いずれも暴走する安倍政権と県の悪政いいなりの「オール与党」議員です。
12月に予定されている県議選は、議席奪還をめざす山中さんと現職の4人、前回民主で今回は無所属の新人、2年前の市議選でトップ当選した新人の有力7氏の立候補が予想される激戦模様です。
「原発ゼロ」へ
山中さんは、東日本大震災直後から故郷の福島に何度も支援に入り、惨状を目の当たりにしてきました。
「いとこの家も全壊。いまだに13万人が避難生活を強いられています。東海第2原発は、30キロ圏内に100万人近くが暮らし、運転35年目の老朽施設。再稼働などとんでもありません。ただちに廃炉へ」。
ただ一人、原発ゼロを訴えています。
93歳で亡くなった父親は68年前に徴兵されて、熾烈な地上戦となった沖縄戦を体験。奇跡的に生還しました。
「終戦後も1カ月以上、摩文仁の丘(沖縄南端)あたりを逃げ惑ったそうです。集団的自衛権の行使容認で、再び『戦争する国づくり』など、断じて許せない」と語気を強めます。
大開発破たん
「オール与党」が推進するムダな大型開発は大破たん。
広大な開発用地が売れ残り、県は借金返済だけで8年間に1,827億円もの税金をつぎ込みました。
借金総額は2兆1,153億円(21年前の3.7倍)に。
他方、県民の暮らしや福祉予算は全国最低クラスです。
唯一、「大型開発ストップ」を主張するのが山中さんです。
「必要なのは特養ホーム増設や学校施設の耐震化、県道改修など生活密着型の公共事業です」
群を抜く実績
つくば市議や茨城県議など26年間の議員実績は群を抜いています。
一貫して取り組んできた子どもの医療費無料化の拡大は、文字通り県政を動かしました。
所得制限の撤廃・中卒までの無料化は、県内全自治体の約7割、30市町村に広がっています。
つくば市の総合運動公園建設(総事業費366億円)も無駄な公共事業として批判が高まっています。
「総合運動公園建設見直し」「集団的自衛権の行使容認閣議決定の撤回」を求める2つの署名を手に、全有権者規模の対話を続けます。
「手ごたえはかつてないほど。党への期待の大きさを実感しています。必ず議席を奪還して党4議席をめざします」
山中さんの略歴
1951年、福島第1原発から約40キロ離れた福島県小野町生まれ。
20歳で日本共産党に入党。
80年に現在のつくば市に転居して以後、旧桜村議1期、つくば市議4期、茨城県議2期と住民要求実現の先頭に立ってきました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年7月26日付より転載。プロフィール・政策はこちらから)