2010年10月

<アピール>県議選での日本共産党の躍進を訴えます

県民のみなさん
   12月3日告示、12日投票で茨城県議選(定数65)が行われます。日本共産党は、水戸市選挙区(定数7・大内くみ子)、つくば市選挙区(定数4・山中たい子)の現有2議席を絶対確保し、取手市選挙区(定数3・高木あきら)、筑西市選挙区(定数3・鈴木さとし)で新しい議席を獲得し、議席の倍増をめざします。
アンケートに寄せられた県民の切実な声
   日本共産党は今年県内各地で住民アンケートを実施しました。「くらしむき」についての問いに7割近くの人が「苦しくなった」と回答し、その原因については「税金や公共料金の値上げ」「給与減少」「年金生活」「病気」「失業」などがあげられています。「県政・市政に望むこと」では@高齢者福祉A景気・雇用対策B子育て支援C障害者福祉D教育の充実E商工業・農業の振興F下水道整備と費用軽減などが上位を占めています。意見欄には、生活苦への対応など切実な声がぎっしりと書かれていました。毎年県が実施している「県政世論調査」でも「医療」「高齢者福祉」「子育て支援」などが上位を占め、「空港・港湾など広域交通体系整備」の要望はわずかです。こうした声にこたえ、みなさんの願いを実現するため全力をつくします。
「開発神話」の破綻、県政と県議会のあり方が問われています
   茨城県政は長年、暮らし・福祉を切り捨て、県民に負担と犠牲を押し付け、莫大な税金を港、ダム、空港、土地開発に投入してきました。「企業を誘致すれが、経済はよくなり、暮らしが良くなる」……。こんな「開発神話」が破綻し、工業団地、住宅団地が大規模に売れ残り、そのツケがいま県民に襲いかかっています。県議会は自民党系が8割を占め、民主党、公明党も知事の与党になり、ムダな開発にも福祉の切り捨てにも「賛成」してきました。県議選では、こうした県政と県議会のあり方が問われています。
日本共産党県議団が果たしてきた3つの役割
   党県議団は、くらしと福祉を守り、地域経済を発展させるため、3つの役割を果たしてきました。
@ 県民の願いを届け、くらしを守る
   日本共産党は、県民の声を県政に届け、県民の願いを実現するため奮闘してきました。特別養護老人ホームの多床室整備に県補助が来年から実施されることになりました。「こども福祉医療センター」の民営化計画に対し、県立施設として現在地に隣接する県有地への建設を強く求めています。教室不足など養護学校の改善を求める教職員や父母の請願の紹介議員になり、実現に力を尽くしてきました。子どもの医療費助成や少人数学級も、議会で粘り強くとりあげ、一歩ずつ前進させてきました。住宅リフォーム条例の制定や地元農産物の学校給食への活用など中小企業、農業を支援する提案を行ってきました。日本共産党の議席は、県民の願いを届け、くらしを守る力です。
A県民の目線でムダづかいをチェック
   くらし、福祉の予算を削る一方、空港、港、ダム、土地開発に莫大な税金を投入し、さらに土地開発の破綻処理にまた税金が使われています。ムダづかいをチェックし無謀な開発の中止を求めたのは日本共産党県議だけです。破綻の原因と責任を明確にし、土地開発をきっぱり中止することを求めます。ムダな公共事業をやめ、雇用、中小企業、商業、農業をしっかり支援してこそ茨城の経済が発展し、県財政の健全化もはかれます。日本共産党の議席は、税金の使い方を変える力です。
B県民運動と共同して県政を動かす
   急激な「円高」で雇用も中小企業の経営もますます厳しくなっています。日本共産党は、日立建機土浦工場の非正規労働者の解雇に対し、会社側と直接交渉し労働者と一緒に労基署に要請し、期間労働者の雇用を守りました。若者向けに労働法制を解説したパンフレットが作成され高校生に配布されました。長年の運動が実り、今年4月から県西水道料金の値下げが実現しました。後期高齢者医療保険料の値上げ計画に対し8千名の署名を集め、今年と来年の値上げを中止させました。日本共産党の議席は、県民とともに県政を動かす力です。
県民の声が生きる県議会へ。日本共産党の躍進を訴えます
   議員の第一の仕事は、県民の願いを県政に生かすため議会で発言することです。ところが県議会では一般質問を年間30人に制限し、半数以上の議員は1年間に一度も発言できなくなっています。こんな都道府県議会は他にありません。日本共産党は、一般質問発言制限の撤廃を求めるとともに、常任委員会、特別委員会で最も多く発言し、県民の声を県政に生かしてきました(党派別1人あたりの発言回数07年から10年3月。共産党89.5回、自民党22.4回、民主党33.0回、公明党45.3回、自民県政クラブ25.7回)。また議案の問題点を明らかにする討論を毎議会でおこない、県政のチェック役を果たしてきました。請願(07年から10年6月)の7割は、日本共産党が紹介議員になり、県民の声を生かしてきました。
議席が増えると発言力が飛躍的に大きくなります
   日本共産党は今回の県議選で現有議席(2議席)を確保し、議席倍増をめざします。現職も新人も地方政治のエキスパートです。日本共産党が現在の2議席から4議席以上になれば、代表質問権をもち、年2回の代表質問と2回以上の一般質問ができ、発言力が飛躍的に大きくなります。議会運営委員会の正式委員になり、非民主的な議会運営をただし、議会が大きく変わります。
県議と市議のネットワークで草の根の声を生かします
   日本共産党の県内市町村議員は58名で、住民の利益を守って活動しています。日本共産党は、県内の職場、地域、学園に300の支部をもち、草の根で県民の暮らしを守っています。日本共産党県議は、市町村議員、支部とネットワークを組み、切実な声を県政に生かしてきました。県民のみなさんと苦楽をともにしながら、どんな困難ななかでも、「そのときどきの国民の利益をまもる」という立党の精神に立ってがんばっています。4議席になれば、一層草の根の声を生かすことができます。
県民の運動をひろげ県政を動かす力が大きくなります
   日本共産党県議は、定期的にアンケート活動を行い、毎年「予算要望を聞く会」を開き、県知事や国の省庁に提出しその実現に力をつくしています。また日常的に「生活相談所」を開設し、県民のSOSを受け止めくらしを守っています。日本共産党は、どの党を支持する人とも要求が一致すれば一緒に力を合わせ願いを実現してきました。4議席になれば、県民運動をさらに広げ、県政を動かす力が大きくなります。
県民のみなさん
   日本共産党は県議会では少数ですが、県民の世論を背景に県政を動かしてきました。時間がかかっても正論は必ず多数になります。「県政の主人公」は、知事でも県議でもありません。「県民こそ主人公」です。県民の声と願いは必ず県政を変えます。日本共産党は、県民の声がなによりも大切にされ、地方自治が花開く茨城をつくるため全力をつくします。日本共産党を大きくのばしてください。こころからよびかけます。

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