2011年05月

第82回県中央メーデー開かれる

メーデー会場のステージの前で横断幕を
かかげて訴える参加者(5月1日、水戸市)

稲葉のぶとし党県書記長があいさつ

 5月1日、第82回茨城県中央メーデーが水戸市仙波湖畔のはなみずき公園で開催されました。労働組合、平和・民主団体が集い、茨城労連議長の石引正則実行委員長が「茨城も東日本大震災の被災地です。増税なしで復興させ、国難を乗り越えていこう」とあいさつしました。
 日本共産党茨城県委員会の稲葉のぶとし書記長(水戸市長選挙予定候補)は、来賓あいさつで「人間らしい働き方と暮らしをめざす国際的連帯の日として発展してきたメーデーですが、今年のメーデーは、東日本大震災と福島原発危機という戦後最大の国難に立ち向かい、新しい日本への復興をめざし働く仲間・国民の団結と決意を内外にしめす特別なもの」になったことを訴えました。また、「実家が福島県いわき市にあり、いまも後期高齢者となった両親が暮らしており、親戚のなかには津波で亡くなった方もいる。実家は事故のあった福島原発から45キロぐらいのところで、避難対象区域ではないけれど、毎日心配」「東電の責任逃れを許さず、原発事故によるあらゆる被害に対して、東電と政府の責任で全面的な賠償を行うよう求めていき、被災者の暮らしを支えるためにも、ただちに必要な仮払いを行うよう求める」と訴えました。
 労働組合や平和・民主団体は「被災地の子どもたちのために募金にご協力を」(全労連)、「被災地は医療が大変。被災地の医療の確保を」(医労連)、「日立工機は再雇用をせよ」(電機ユニオン)、「農産物の風評被害の全面的な補償をさせよう」(農民連)などと横断幕やのぼりをもってアピールしました。
 茨城県内ではつくば市中央メーデーもとりくまれ、山中たい子元県議が日本共産党を代表してあいさつしました。
 取手北相馬、古河猿島、鹿行、下妻でも開催されました。

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