2011年05月

県内のいっせい地方選挙の結果について

2011年4月26日 日本共産党茨城県常任委員会

    

  

 

[1]4月24日投票のいっせい地方選挙後半戦で日本共産党は、延期された水戸市長・市議選挙以外の10市2町と取手市議補欠選挙に22人の候補者を擁立し、全力をつくしました。東日本大震災後初めての選挙となり投票率が戦後最低となりました。また、各地で定数削減が行われたなかで、日本共産党は18人が当選しましたが、4年前の選挙からは2議席減になりました。筑西市では、トップ当選を含めて3議席を確保しました。牛久市では現職3人がそろって当選、常総、土浦の両市で現有2議席を守りました。現有2議席確保をめざした古河、龍ヶ崎市ではそれぞれ1議席にとどまり、2議席獲得に挑戦した日立市では元職が当選し、現職が次点でした。鹿嶋市では現職が当選。結城、石岡市では新旧交代で議席を確保し、取手市議補選では次点でした。
 全県的には得票数で09年参院比例票との比較で147%(補選を除く)と伸ばしましたが、前回比では86%にとどまり、議席占有率は前回の6・56%から6・32%に後退しました。
 日本共産党に支持をお寄せいただいたみなさん、党の前進に奮闘された支持者・後援会員・党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

[2]茨城県党は今回の選挙を、被災地の救援・復興、原子力行政とエネルギー政策の転換、「福祉・防災のまちづくり」の政策とともに、それぞれの市町での福祉、医療、介護、子育て、環境など身近な要求と税金の無駄づかいを訴えて選挙戦をたたかいました。大震災の被災者救援のとりくみでは、被災者に心を寄せて温かい食事を届けたり、がれき除去や罹災証明の手続きなど救援の制度や行政の情報をとどけるとともに、県に対して4次にわたる要請、市町への要請など候補者を先頭にとりくんできました。各地で党支部や候補者が救援募金にもとりくみました。

[3]今回の選挙戦の総括は、党内外の方々の意見に耳を傾け、教訓を引き出します。一つは、党と後援会、読者、支持者などの「持てる力をだしきるために手立てをつくしたか」、二つは、「党と地方議員・団の日常活動がどうだったか」、三つは「党の自力の不足」という問題、こうした面で茨城県党の活動がどうだったのか自己検討を深めます。
茨城では、水戸市をはじめ、来年3月まで連続して中間選挙がたたかわれます。いっせい地方選挙の総括と教訓を明らかにし、中間選挙の勝利に生かすとともに、予想される国政選挙での新たな前進にむけて強く大きな党づくりに全力をあげる決意です。みなさんのより一層のご支援をよろしくお願いいたします。

 

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