高萩高校で手すり落下・転落事故 党県議団が 緊急申入れ 背景に耐震化・改修の遅れ |
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学校施設の耐震化・改修の促進を申し入れる(左から)山中たい子、大内久美子両県議(4月26日、県議会) |
県立高萩高校で4月19日、2階ベランダのコンクリート製手すりが崩れ落ち、男子生徒2人が転落し重軽傷を負う事故が発生しました。事故のあった校舎は1974年6月建築で築35年を経過していました。耐震診断では、地震の震動及び衝撃に対し「倒壊し、又は崩壊する危険性があるもの」に分類にされ、「要改修」と診断されていた校舎でした。 申し入れでは具体的に、事故原因の徹底究明と再発防止、危険個所の早急な補修、定期点検の充実▽学校施設の耐震診断・耐震改修の早期完了をめざし重点的な予算措置を講じる▽老朽化した県立学校の建て替え、改修・補修などの年次計画を立て早急に実施する▽公立小中学校の耐震化を促進するために市町村にたいする県独自の財政支援策を創設する▽国にたいし、学校施設の耐震化に係る必要な予算確保とともに、高等学校の耐震改修にたいする国庫補助率の引き上げ、今年度までとなっている地震防災対策特別措置法に基づく補助率のかさ上げ措置の期限延長を求める――ことを要望しました。県教育庁の小嶋裕司財務課長は「事故は申し訳なかった。緊急性のあるところから優先的に対応していく」と答えました。 |
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