2009年9月

総選挙 自公政権が歴史的大敗

日本共産党が建設的野党の役割発揮へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総選挙、県知事選挙、県議補欠選挙の結果と今後の決意

田谷武夫県委員長が談話

   8月の猛暑の中、総選挙、県知事選挙、県議補欠選挙のたたかいで支持者、後援会員、党員のみなさんの奮闘と寄せられたご支援に敬意と感謝を申し上げます。
 総選挙で、茨城県党は比例代表北関東ブロックで2議席確保をめざし、茨城では比例10万票を目標に奮闘しました。小選挙区ははじめて茨城1区のみでたたかいました。残念ながら目標の2議席確保にはいたりませんでしたが塩川てつや候補の1議席をひきつづき確保することに貢献することができました。比例代表の得票数・率では前回選挙よりも後退し72、884票、得票率で4・58%でした。
日本共産党は、全国的には9議席を維持し、前回選挙よりも得票数をのばし、善戦健闘の結果をつくりだしました。総選挙で国民は、悪政をすすめてきた自民党・公明党政権の退場という審判を下し、新しい歴史の幕開けをつくりだしました。 
自民党王国と言われた茨城でも、自民党の元大臣などがあいついで落選し、小選挙区で自民党が持っていた5議席が1議席となり、民主党が1議席から5議席となり、自民党政治の崩壊現象が劇的にあらわれました。比例代表の得票数・率では、伸ばしたのは民主党のみで自民党、公明党、社民党も得票数・率を後退させました。同時に行われた茨城県知事選挙では、「明るい民主県政をつくる会」の間宮たか子候補が、「自民分裂、民主自主投票」で6人が立候補するなか、177、309票、得票率11・23%を得て善戦健闘しました。総選挙、知事選の敗北をうけて自民党県連の執行部は総退陣し、茨城の政治史にも歴史的な結果をつくりだすことになりました。
 県議補欠選挙(旧西茨城郡区)では菊池のぶひろ候補が10、065票、得票率25・80%を獲得しました。特に候補者の地元である旧岩瀬町では49・4%の得票を得て善戦健闘しました。
 茨城県党としてこれらの選挙の総括を深め、新たな前進へ教訓を明らかにしていきます。

出番の情勢、建設的野党として新しい政治を前に進めていきます

新政権に対して日本共産党は、「建設的野党」として対応していきます。新政権がすすめるよいことには賛成し積極的に協力していきます。しかし、悪いことにはきっぱりと反対し、問題点はただしていくという立場です。すでに、核密約問題、温暖化ガスの25%削減、八ツ場ダム建設中止、労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止の動きなどがでていますが、国民要求実現へ協力をして政治を前にすすめていきます。
 これまで以上に国民の世論と運動の役割が大きくなる新しい情勢が生まれました。この条件を生かして、県民運動を広げていきます。
 また、9月11日に行われた日本共産党創立87周年記念講演では「歴史の大局で到達点をとらえ、未来を展望する」とのタイトルで志位委員長が講演し、総選挙の結果と「建設的野党」の役割を解明しました。CS通信、インターネットの視聴者やこれを読んだ方々からは、「これからの道筋が明らかにされ、今回の選挙に少しがっかりした自分に勇気を与えてくれました」「いま政治がおもしろい。日本共産党が政治を動かしているのがよく見える。歴史の開拓者の党、その一員でよかったと思う。現実的でロマンあり、本当に出番がやってきましたね」などの感想が寄せられています。パンフレットやDVDも各地の党事務所にありますのでぜひご覧になっていただければと思います。
 来年は、参議院選挙、県議選、中間選挙があります。日本共産党の新たな前進をめざして要求にもとづくたたかい、「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」、党勢拡大運動を新しい情勢にふさわしく発展させていく決意です。ひきつづくご支援をどうぞよろしくお願いいたします。



新しい国会での仕事にワクワク

 開票翌日の朝の駅頭宣伝で、「入退院を繰り返している父がいて、医療費の窓口負担が重い。ぜひ高齢者医療費を無料化してください」と激励を受けました。総選挙で掲げた公約実現のために奮闘する決意です。
 今回の総選挙で「自公政権退場」という審判が下ったことは画期的です。新しい政治の展望が開かれました。民主党中心の政権にたいして「良いものには賛成、協力。悪いものには断固反対。ただすべき問題点はしっかりただす」という「建設的野党」として、新しい国会で仕事ができることにワクワクしています。有権者は「自公政権ノー」の審判を下しましたが、民主党の路線に「イエス」とはしていません。日本共産党のめざす新しい政治の中身について、大いに語り広げていきたい。

日本共産党衆議院議員 塩川 鉄也

 

県議補選  (旧西茨城郡区)

菊池候補が1万を超える得票

 8月30日投票で総選挙、県知事選挙と同時に行われた県議補選(旧西茨城郡区、定数1)で、日本共産党の菊池のぶひろ候補は自民党系無所属候補との一騎打ちで、10、065票(得票率25・80%)を獲得し、善戦・健闘しました。菊池候補はどの候補が地域住民の願いを取り上げ実現できるかを争点に押し出し、地元の旧岩瀬町では49・4%の得票率で、2人に1人の支持を得たことになります。

 

知事選   間宮たか子候補 善戦・健闘

「明るい会」が見解

 8月30日投票で、総選挙と同時に行われた茨城県知事選挙で、日本共産党が推薦する「明るい民主県政をつくる会」の間宮たか子候補は177、309票(得票率11・23%)を獲得しました。「明るい会」は31日に、「結果について」の見解を発表しました。このなかで今回の知事選の構図は「長期にわたった『自民支配・オール与党構造』という茨城県政の崩壊過程のはじまりを告げるもの」であり、「子ども医療費の無料化や少人数学級の拡大も多くの候補者の公約に掲げられるなど要求前進の可能性を切り開き」「善戦・健闘」したと述べています。さらに「当選を勝ち取るには運動量、組織力が及びませんでした」が、今回の「ご支持は『明るい会』が茨城県において確固とした存在であることを示したもの」と述べ、「掲げた公約を日常的な要求運動として展開し、県民要求前進のために全力をあげる」と決意を明らかにしています。

 

 

 

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