2009年01月

力あわせて くらし応援の政治にきりかえましょう

総選挙へダッシュ

 田谷たけお  塩川てつや   あやべ澄子
 党県委員長    衆議院議員     北関東ブロック
 (茨城1区と重複)              国政対策委員長

衆院比例北関東ブロック予定候補

茨城空港建設地で国公省職員から説明をうける
塩川てつやさん(08年10月29日)

塩川てつやさん

環境破壊のムダな公共事業を追及
茨城空港、導水事業は中止に

 一年余に開港を控えながらいまだに就航予定がない茨城空港。塩川てつや衆院議員は現地調査し、県庁で記者会見。航空自衛隊基地との共同使用や現滑走路との間隔の狭さなどの危険な現場を調査し、「計画倒れ、カネ食い虫、欠陥・危険の3K空港計画」と特徴づけ、中止することこそ国の責任だと強調しました。塩川さんが記者会見で指摘した、新滑走路の規格が中型機対応で、県が誘致を計画している海外格安航空機の大型機は想定されていなかったという事実は、各新聞が大きく取り上げました。
 塩川さんは国土交通省にたいし、@年間81万人の過大な需要予測による計画の破たんA県民負担の増大B自衛隊の現滑走路と新滑走路の間隔が狭く、平行誘導路がないなど安全上の不備C自衛隊と共用する危険性――という問題点を上げ、県民に犠牲と危険をもたらすと中止を求めました。
 霞ヶ浦導水事業は那珂川と霞ヶ浦を地下トンネルで結ぶ大型開発。アユの漁獲高全国一の那珂川に漁業権をもつ茨城・栃木の流域漁協が工事の撤回を求めています。漁業者と住民が取り組んだ署名は10万を超えました。
 塩川さんは関係漁協と懇談し激励。国会では工事で自然が破壊され、アユの生態系に甚大な影響を与えると指摘し、事業の中止を求めています。
 総事業費4千6百億円の八ッ場ダム建設。塩川さんは国会でくりかえし取り上げ、環境を破壊し利水にも治水にも役立たないと指摘し、計画の中止を求めてきました。

各地で開かれた「女性のつどい」で訴えるあやべ澄子さん。
写真は水戸市での「つどい」(08年11月2日)

あやべ澄子さん

高齢者差別医療廃止へ
懇談や申入れ旺盛に

 世界に類のない差別制度である後期高齢者医療制度。いまも怒りの声が広がり続けています。あやべ澄子党北関東ブロック国政対策委員長は、関係者との懇談を重ね、各地での小集会に参加し、75歳という年齢を重ねただけで別の医療制度に囲い込まれるという制度の根幹を批判し、廃止しかないと訴えています。
 県医師会は全国で初めて反対声明を出しました。あやべさんは早速、原中勝征県医師会長と懇談。原中会長は「社会保障は一番生活が大変な人たちのためのもの。憲法で保障された最低限の生活が脅かされている」と語りました。県医師会が取り組んだ署名運動は20万人を超え、県民の声として厚生労働大臣に提出されました。
 12月5日、あやべさんは党県委員会が県民要求を集約しておこなった各省交渉にも参加。厚生労働省との交渉で、後期高齢者医療制度の廃止や介護報酬の引き上げ、生活保護行政の改善、障害者福祉の充実を求めました。とくに「障害者自立支援法」による「応益負担」の廃止、福祉施設への報酬を引き上げるとともに、支払い方法を日額制から月額制に改善するよう実態を示して訴えました。同省は「平成21年4月の報酬改定に向けてさまざまな意見を聞き検討していく」と答えました。

日立建機土浦工場門前で派遣・契約社員の解雇を撤回せよと
訴える田谷たけおさん(08年12月25日)

田谷たけおさん

非正規の切り捨て許さない

 日立建機土浦工場が900人の非正規労働者の解雇を発表しました。田谷たけお党県委員長はただちに同工場門前で宣伝。「株主への配当金を増やして、その大もうけをつくり出した労働者のクビを切ることはまったく許せない。解雇を撤回し雇用を守る社会的責任を果たせ」と訴えました。党南部地区委員会には「今朝、ビラを受け取りました。人をモノのように扱うことは許せない。共産党を応援している」という電話がありました。
 厚生労働省が12月9日に「非正規切り」防止通達を出しました。労働契約法や裁判を踏まえ、不適切な解雇・「雇い止め」をしないよう企業に「啓発・指導」するよう通達したものです。
 田谷さんは早速、茨城労働局に通達の立場で違法な解雇にたいし強力な指導を要請。茨城労働局は「場合が場合だけに一歩踏み込んだ啓発・指導をやっていく」と答えました。
 キヤノン化成岩間工場門前でもくりかえし宣伝。同時に実施したアンケートには具体的な労働実態が寄せられました。田谷さんは寄せられた声を12月5日の厚生労働省交渉で示し、改善を求めました。
 県内経済団体には日本共産党が発表した「緊急経済提言」を手渡し、懇談。「内需拡大が必要。働く人への配分を増やす政策が求められる」(根本県信用保証協会会長)と共感を広げています

北関東比例代表の定数は20議席

2議席を実現し  政治を動かす力大きく

 日本共産党は前回、北関東比例代表で約48万票を獲得し、塩川てつや衆院議員を国会に送り出しました。塩川議員は北関東4県の代表として抜群の活躍をしてきました。この共産党の議席が2議席に倍加すれば、もっともっと国民の声を国会に届け、政治を動かすことができます。
党県委員会は、2議席倍加は県民要求の実現に大きな力となるとして、比例代表で県10万票の実現に全力をあげています。

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