平和な日本に 憲法フェス開かれる 茨城・つくば

「憲法フェスティバル」が5月3日、茨城県つくば市で開催され、戦争する国づくりを許さず、憲法を生かした政治への転換を呼びかけました。
憲法フェスティバル実行委員会(代表・田村武夫茨城大学名誉教授)の主催。約400人が参加しました。

田村氏は、ウクライナ危機に乗じて軍事費の2倍化を狙う自民党を批判。
「近隣国との間で危険な事態になりかねない。不安に付け込んだ大軍拡を許してはならない」と述べました。

ウクライナ出身で、ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」奏者のカテリーナさんが、先月キーウから避難したばかりの母・マリアさんと登壇。

ウクライナの子守歌『幸せの鳥』などを奏でたカテリーナさんは、「ひどい戦争が起き、小さなこどもがたくさん殺された。早く戦争が終わるよう祈る日々」と語り、マリアさんは、「日本がずっと平和でありますように」と訴えました。

日本学術会議の会員候補任命拒否をめぐり、当事者の一人である岡田正則氏(早稲田大学大学院教授)が講演。
岡田氏は、6人の学者がいまだに任命されていないとして、「岸田文雄首相は法律上の任命義務を果たしていない」、「学問の自由は平和な社会をつくる基礎になる」と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2022年5月7日付より転載)

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